2010年5月20日木曜日

ダーク

役場に勤めていた父親は医療過誤で医者を訴えると息巻き、母親は新しい療法に拘った。やがて久恵の失明が避けられないことだとわかった途端、両親は久恵の運命を嘆くばかりになった。それだけ自分に対する期待が大きかったのだと久恵は両親の変化を疎ましく思った。突然の失明で一番混乱していたのは自分だったのだから。

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