2010年4月10日土曜日

竜馬がゆく

(あの方の厄介なことは、自分の才能、度胸にうぬぼれきっていることだ)と竜馬は思っている。だから、カサブタのはった「定見」がひどく自慢なのである。家来はおろか、他の大名が馬鹿にみえて仕方ない。(わずかに他人よりすぐれているというだけの知恵や知識が、この時勢になにになるか。そういう頼りにならぬものにうぬぼれるだけで、それだけで歴然たる敗北者だ)竜馬は見ていた。(しかも)と思うのだ。いかに一世を蓋うほどの才知があろうともとらわれた人間は愚者でしかない、と見ている

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