2009年10月30日金曜日
2009年10月25日日曜日
コインロッカー・ベイビーズ
僕はきっと笑われたくなかったのだ、そんなことやっても駄目なんだ、怯えて逃げれば逃げるほど、敵の思うつぼになる、敵って誰だ?僕を閉じ込める奴らだ、僕に嘘をつかせ、偽の生き方をさせる奴らだ
2009年10月20日火曜日
コインロッカー・ベイビーズ
僕はその人達に好かれようとずっと努力してきたのだ、その他の人達にまで、救って貰おうとして、気に入られようとしてきた、しかし、自分一人きりで戦わなくてはいけない時が必ず来る、僕はそれにぼんやりと気付いた、そして、今まで僕を守ってくれていた人間を一人ずつ遠ざけていった。
2009年10月15日木曜日
コインロッカー・ベイビーズ
死ぬんだな、とキクは思った。まったく苦しくなかった。苦しさを感じない自分に少し腹が立った。最後まで抵抗せずに諦めて降参したのだ、と気付いた。なぜ死ぬことに簡単に同意してしまったのだろうと後悔した。
2009年10月10日土曜日
コインロッカー・ベイビーズ
名前も意味も衣服も運動も剥ぎ取られて怯えているその顔を辿っていこうと決めた。これからどんなことがあってもその顔を離すまいと思った。人間の顔をした蝿を呑み込んでも、もう僕は決して忘れないぞ、怯えて泣き出す自分を嫌うことはない、その他には、どこを捜しても自分は見つからないんだから。
2009年10月5日月曜日
コインロッカー・ベイビーズ
何一つ変わってはいない、誰もが胸を切り開き新しい風受けて自分の心臓の音を響かせたいと願っている、渋滞する高速道路をフルスロットルですり抜け疾走するバイクライダーのように生きたいのだ、俺は飛び続ける、ハシは歌い続けるだろう、夏の柔らかな箱で眠る赤ん坊、俺たちはすべてあの音を聞いた、空気に触れるまで聞き続けたのは母親の心臓の鼓動だ、一瞬も休みなく送られてきたその信号を忘れてはならない、信号の意味はただ一つだ。
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