2009年9月20日日曜日

坂の上の雲

「国辱じゃからな」という。医者に見せることは、である。妙な理屈だが、おなじ時代に生きている加藤恒忠にはよくわかった。留学日本人が発疹チフスにかかって士官学校のフランス人たちをさわがすということが、どうにもはずかしい。この種の心情は、パリで無我夢中で背のびせざるをえぬ日本流学生の共通したものであった。

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